ふと、あの時死んでたらどうなってたのかと思う。
妻にも子供にも職場の人にも会えなくなる。どんな風な世界だったのだろうか。
幽霊になった僕は、
あの頃の景色を見に行くんだ
遠い街の海辺 子供のとき見た露店街
歩き疲れた脚でそこらのベンチで
バスを待って その後はどうしよう
何で歩いてたんだろう
何も知らなくたって
何も聞けなくたって
いつか君が忘れても
それでも見ているから
ヨルシカ「雲と幽霊」
何度でも立ち止まる
糖尿病になって良かったこと。それは立ち止まれるようになったことだ。
毎日の血糖値に一喜一憂することがなくなり、冷静に考えてみた。
人生は死ぬまで止まらない。
だからこそ、ふと立ち止まることが僕には必要なんだ。
疲れた時、イライラした時、何もしたくない時。血糖値が高い時(笑)
今までは立ち止まることができなかったときに、強制的に立ち止まれるようになった。
立ち止まらなきゃ、自分が壊れる。
ここ数日、再び血糖値が高い日が目立っている。大して気にしているわけではないけれど、きっと立ち止まるときなんだと思う。
だから、今日は午後から早めの夏休みをもらった。
僕「午後は夏休みもらいます。」
部長「午後から会議あるけど…」
僕「休みます…(笑)」
部長「そうか…」
という具合で、半日夏休み。僕にとっては立ち止まる日なのだ。
会議なんて出ている場合ではない。
帰宅後は家じゅうの掃除。子供のおもちゃ、妻の下着、自分の趣味の道具たちも。
一時間くらいで掃除して、晩御飯作って、子供を迎えに行こうと思ったけど低血糖。
ここでも立ち止まる(笑)
しかたない。子供たちは妻と元気に帰宅。
明日も立ち止まる
明日は7月の診察の日。
よって、明日も午後から夏休み。
明日は子供を迎えに行きたい。
今の営業所にいたらきっと、子供を迎えに行くことも数えるほどしかないから。
保育所近くの営業所に転勤にならないか、日々願うばかり。
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