男性の育児休業

育児

みなさんは、男性の育児休業についてどんな考えを持っているのでしょうか。昨日、ブログを書きながらネットサーフィンしていて、小泉進次郎さんの記事を見つけました。有料記事ですので、すべては読んでいませんが冒頭だけでも十分考えさせられることが書いてあります。そして、1年間の楽しかったこと、苦しかったことを思い出しました。とりあへず、冒頭だけでも見てみてください。その後は僕の育児休業について書いていきます。

お風呂、おむつ替え、ミルク作り…小泉環境相「育休は全然休みじゃない」 参院予算委 | 毎日新聞
 「全然休みじゃない。子供を育てる大仕事をやっている。きついこともあるが、喜びや感動、かけがえのないものがある」。小泉進次郎環境相は29日の参院予算委員会で、第1子誕生に伴う自身の「育児休業」について問われ、「努力をして、お風呂、おむつ替え、ミルク作りを担当している」と育児の様子を紹介しながら感想を

育児休業とは

お子さんがいない方や、これから生まれるという方もいると思うので、育児休業という制度について簡単に書いておきます。

すごくシンプルに言うと、子供が満3歳までの期間に取得できる育児のための仕事の休業期間です。

子供が1歳までは育児休業給付金が給付されます。給付金は給与の67%で6か月以降は50%になります。私の場合は子供が1歳を過ぎてから取得したため完全無給でしたが、育児休業の制度のおかげで、年金や健康保険料は免除となり、その点は負担がなかったです。我が家の場合は、妻の給料で1年間やり遂げました(笑)まぁまぁ家計はカツカツでした。でも、何度か旅行に行ったり、多少の好きなものは買えましたけどね。ちなみに、妻の給料が僕より多いことも判明しました(笑)

下記のサイトには育児休業中の給付金のことや、法的なこと、育休取得した男性のことなど記載されています。良ければ参考にしてください。

男性の育休に取り組む企業・管理職の方
イクメンとは、子育てを楽しみ、自分自身も成長する男性のこと。または、将来そんな人生を送ろうと考えている男性のこと。イクメンがもっと多くなれば、妻である女性の生き方が、子どもたちの可能性が、家族のあり方が大きく変わっていくはず。そして社会全体も、もっと豊かに成長していくはずです。

僕の場合は2人目が1歳8か月から2歳7か月の間の1年間取得しました。取ろうと思えばあと5か月取得できますし満3歳まで取ろうかと思いましたが、1型糖尿病が発症した自分の体調のことを考え仕事のキリがいい4月に復帰することに決めました。

1年を振り返って

この1年を振り返って、ただただ「育休を取って良かった」と思います。色々あって、いや、ありすぎてうまく書けませんが、取って良かったです。それに、もし世の男性で育児休業取得について悩んでいるのなら、迷っているのなら、取った方がいい!!絶対取れ!!と言い切れます。それくらいこの1年間は濃厚でした。

良かったこと

良かったこと、山ほどあります。書ききれないので1.2.3ダ―っの3本にシンプルにしときました。

①子供との距離が縮まった

1番はこれに尽きます。

この1年のおかげで、息子はどこに行っても「お父さんがいい」って僕を選びます。寝るとき以外は(笑)寝かしつけもできるけど、お母さんがいるならお母さんと一緒に寝たいみたい。選ばれたら正直「ウゲッ」って思う時もあるけど、やっぱりうれしい(笑)

公園で遊ぶとき、散歩に行くとき、買い物に行くとき、一緒に待つとき、ふろに入るとき、ご飯の席。。。おおよそのシチュエーションで最初に「お父さんがいい」って言います。その後意見を変えるときもあるけれど(笑)

そのくらいなつきました。お互い慣れました。「お父さんなら大丈夫」「お父さんなら安心」と思ってくれるようになったんでしょう。そう信じています。真実は息子だけが知っている(笑)

②他人のペースに合わせられる

では、2番目に良かったこと。

これは自分自身のことですが、「他人のペースに合わせられるようになった」ことかな。

今までは自分のペースで仕事でも家事でもこなしていて、他人がどう思っているとか、何をしているとか、あんまり気にせず生活していました。でも、息子と二人で生活していると、そうは問屋が卸さない…(笑)

自分の朝ごはんを準備していたら

「うんこ出た…」

と、

朝ごはんは中断しておむつを替えに行かねばならないし。

買い物にスーパーに行ったら、

「寒い…」

と、

買い物カゴほっぽり出して、ジャンパーを取りに車まで走る。

楽しく遊んでいたら

「ごはんたべる~!!ギャー!!(泣)」

と、いきなり怒り出す…

「ごめんね、ごめんね~!!」と言いながらご飯の準備(笑)

などなど、とにかく息子に完全にペースを持っていかれます。

前述の小泉進次郎さんもおっしゃってますが、育児はとにかく大変です。とにかく大変な仕事なんです!!僕はそれがよくわかりました。

だから、自分が一生懸命何かをしていても、家族やそこにいる人が何を考えているのか、ちょっとだけ前より気が配れるようになったと思います。息子が僕を成長させてくれました。息子よありがとう!

③自分色に染める

さて、最後。3番目に良かったことは、「息子を自分色に染めたこと」ですかね(笑)

たまに、妻から「仕草とか怒り方とか遊び方がアンタら一緒…」と言われます♪

完全に1年間の育休の成果です(笑)

そして、男同士でいちいちイチャつきながら遊んでいると「キモ…」とも言われます。

「ええ、キモくて結構です。僕と息子は仲良しですから(笑)」

一つの生き方、選択肢として

そんな、1年を過ごした僕ですが、育休を絶対に男女ともとるべきだ!とは思いません。

だって人ぞれぞれ、家庭にそれぞれの考え方や育児の方針、お金の使い方がある。生まれてからすぐ保育園に預けたっていいし、おじいちゃんやおばあちゃんが面倒を見てくれる家もあると思う。夫婦のどちらかが在宅勤務できるかもしれないし、主夫になれるかもしれない。

たまたまかもしれないが、春から息子が通う保育園は、男性の送り迎えがすごく多い。けっこう育児に積極的な男性が多いように感じた。あたりまえな事だけど仕事や家庭環境はそれぞれ、千差万別だなって思わされました。

どんな環境であれ、子供は親や家族から大切にされていたら、きっといい人生を歩んでくれると思う。道を踏み外したって、正しい道に戻ってこれると思う。

だから、育児休業は人生の選択肢の一つとしてあればいいのではないか、と思います。でも、「ただの選択肢、あるかどうかわからない、できるかどうかわからない選択肢」ではなく、可能性大な選択肢になってほしいと思います。個人の意識と、国のルール・法律がいい方向に向いていけば、可能性大な選択肢になってくれると思います。

男性も女性も

「育児休業取ります!!」

って言ったときに

「がんばれよ♪楽しめよ~♪」

って会話が成り立つ日本になってほしいと思うし、僕自身がそう言えるオッサンになろうと決意した2020年3月、小春日和の午後でした。

まぁ、育児って大変だけどね(笑)

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