集中治療室でこんな夢をみた
3日間の集中治療室生活では基本寝たきり。体もボロボロで疲れきっていて、ベッドを電動で起こさないと体を起こせなかった。
聞くところによると、集中治療室のベッドは一千万円らしい…(笑)
そんな3日間、見続けていた夢がある。
崖のような高い所を走っていて踏み外して崖から落ちて行く夢。
今思い出したらちょっと怖くて眠れない。
これを2時間ごとに何度も見ていた。
でも、毎回崖から落ちていくのに、毎回フワッと体全体を何か優しい感触のモノに受け止められて着地する。そして、また崖の上に戻っていく。もしくは、夢の途中で採血に来た看護士に起こされる…
3日たったら全く見なくなった。
死の淵から生き返るような夢。
もしかしたら、周りの人の思いがフワッと着地させてくれたのかもしれない。
もし、崖から落ちっぱなしの夢になっていたら、今頃閻魔大王に裁かれているかもしれない。
それだけ、体はギリギリの状態だったのかもしれない。よくそんな状態になるまで、普通に生活してたと思う。
もしかすると子供、妻、両親とも今生の別れになっていたかもしれない。きっと体はそんな状態だったのだと思う。
糖尿病の兆候
入院までの約1ヶ月、体に出た不調をまとめてみた。
○食べても食べても太らない
もともと太りやすいのに、食べても食べても太るどころか、どんどん痩せていく。70キロ代だった体重は59.8kgまで減った。
○喉がとにかく乾く
どれだけ、水を飲んでも喉が乾く。何を飲んでもとにかく乾く。。
○小さな傷や炎症が治らない。薬が効かない。
風邪をこじらせて発症した咽頭炎が一ヶ月治らない。さらに、逆流性食道炎になる。そして、蓄膿症。
すべて薬を処方されて飲んだのに、全く治らず。ちなみに入院後すぐにすべて完治。
○体に力が入らない。足がすぐにつる。
柔術の練習してても異常に疲れるし、疲労が全然抜けなかった。
あとは足がすぐにつる。サイクリングしてても3〜4kmこいだら足がパンパンになって、いきなりつる。
○食欲不振と味覚の異常。
喉が乾くから体の水分を補給せねばと、スポーツドリンクや、経口補水液ガブ飲み。その結果、どんどん糖分が体内にたまる。因果があるかわからないけど、甘いものが異常にまずく感じるようになる。
大好きなヤマザキパンのナイススティックでさえ、美味しくなかった(笑)
食欲不振になるけど、食べないとマズイと思って、がんばって食べる。でも甘みがあるものは気持ち悪い。だから、毎食雑煮か卵かけご飯(笑)ご飯や餅の単体は無理だけど、卵かけたり、醤油かけたりしてごまかして食べる。
入院直前はオカズの味も気持ち悪かった…
○性欲がなくなる(笑)
約1ヶ月不能でした。
入院一週間で回復しました(笑)
以上が、自分の体に出た異常。
内科やら耳鼻科やら通院の度に先生には伝えたものの、精密検査はしなかった。
○診てもらったから安心ではない。
こんな経験はもちろんはじめて。おかしいと思ったらすぐに血液や内臓などの精密検査をしたほうがいいと改めて実感した。病院で診てもらい、薬を処方されたら安心、治るという考えはなくなった。
本当に人生何があるかわからない。入院していた日を思い出して、よりそう思う。
だから生きよう、生きたいと改めて思った。
救急車で運ばれた日の夜、来てくれた母親が、「息子はもう死ぬんだ。。」と思ったらしい。
それぐらい、顔色も悪くて、体も冷たくなっていたらしい。
今、生あることに感謝しかない。
今回の記事は、私の以前のブログを改めて編集し直しました。元の記事が見たい人は以前のブログを見てください。
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